【子供のお口ポカン】口呼吸が歯並びや虫歯に与える影響と治し方
テレビを見ている時や何かに集中している時、気づくとお子様のお口が開いていませんか?
日常的な「お口ポカン」は、単なる癖ではなく、「口腔機能発達不全症(こうくうきのうはったつふぜんしょう)」というお口の機能発達の遅れを示すサインかもしれません。
放置すると、虫歯や歯並びの悪化など、お子様の将来の健康に大きな影響を与える可能性があります。今回は、お口ポカンのリスクとその治し方について解説します。
お口ポカン(口呼吸)が引き起こす3つのリスク
本来、人間は鼻で呼吸をするのが自然な状態です。お口ポカンによる「口呼吸」が続くと、以下のようなリスクが高まります。
- 虫歯や歯肉炎のリスク増加:口の中が乾燥し、唾液による自浄作用(汚れを洗い流す働き)が低下するため、虫歯菌が繁殖しやすくなります。
- 歯並びや骨格への悪影響:お口周りの筋肉(口輪筋)の力が弱いことや、舌の正しい位置が維持できないことで、出っ歯や受け口など歯並びが悪くなる原因になります。
- 風邪を引きやすくなる:鼻呼吸によるフィルター機能が働かず、冷たく乾燥した空気やウイルスが直接体内に取り込まれるため、免疫力低下に繋がります。
お口ポカンの原因「口腔機能発達不全症」とは?
「口腔機能発達不全症」とは、15歳未満の子供において、「噛む」「飲み込む」「話す」「呼吸する」といったお口の機能が十分に発達していない状態を指します。
柔らかい食べ物が増えた現代の食生活や、生活習慣の変化が影響していると言われており、お口ポカンもこの症状の代表的な一つです。
お口ポカンの治し方とご家庭でできること
お口ポカンを改善するためには、お口周りの筋肉を鍛え、正しい舌の位置を覚えることが重要です。
- よく噛んで食べる習慣をつける:食事の際はしっかり噛むことを意識させ、お口周りの筋肉の発達を促します。
- 姿勢を正す:猫背は口が開きやすくなる原因です。食事中や学習中の姿勢を見直しましょう。
- 歯科医院でのトレーニング(MFT):当院では「口腔筋機能療法(MFT)」と呼ばれる、お口周りの筋肉を正しく動かすためのトレーニング指導を行っています。
痛くなる前に!デンタルIQを高めて子供の未来を守りましょう
当院は、「完璧なブラッシングができれば、虫歯での歯科治療は必要ない」と本気で考えています。
虫歯になってから痛い思いをして治療するのではなく、子供の頃から「デンタルIQ」を高め、正しいお口の機能を育てることが、生涯の健康へと繋がります。
「うちの子、いつも口が開いているかも…」「食べるのが遅い気がする」など、少しでも気になるサインがあれば、それはお口の機能を育てる最適なタイミングです。ぜひ一度、当院までお気軽にご相談ください。